まず、採用側のことを考えてみましょう。
転職をするということは、いつかどこかの会社があなたを採用する、ということだと思います。
採用する会社があるからこそ転職が成り立つわけですね。
そして、採用側があなたを採用するのは、採用側の理由があってのことだと思います。
とすれば、採用側が採用する理由が分かって、その理由通りの人になれば、会社はいやでもあなたを採用せざるを得なくなります。 そうなれば、転職は成功です。逆にあなたが、採用側が採用する理由に合わなければ、たとえ何百社受けても、まず内定することはできません。
従って、転職成功の一番のポイントは、まず採用する会社が何を望んでいるのかを掴むことにあると言えると思います。 採用する側の事情を改めて考えてみましょう。
◎採用する理由と事情
会社が人を採用するのは、その会社なりの何らかの課題があって、その課題を克服するためです。
これはどんな事情があれ変わらない事実だと思います。
そしてもう1つ変わらない事実があります。それは、会社が人を採用するには経費がかかる、ということです。 これはつまり人件費ですね。
今、仮にあなたが年収700万円を希望しているとしましょう。
業種などにもよりますが、会社があなたに年間700万円の給与を払うためには、ざっくりいきますと、諸経費も含めて約1,000万円が必要です。 そして、年間約1,000万円の支出をまかなうには、業種などにもよりますが、売り上げベースで最低でも年間約3,000万円は必要だと考えられます。 これは月額に直すと約300万円です。もちろん業態によってこの数値はさまざまですが、大体このくらいが目安と考えて良いと思います。 また、もっと多い額をご希望の場合は、さらに売り上げが必要になります。
つまり、あなたが年収700万円を期待するなら、あなたを採用することで、月額で約300万円、年間約3,000万円の売上増伸効果があることを採用担当者に確信してもらうことが絶対に必要です。
もちろん、営業職でしたら売上数字は比較的はっきりしていますから分りやすいのですが、総務、経理などの管理部門や管理職の方、また、技術系などの直接売上効果が図りにくい職種においても、 基本的には、会社に月額約300万円、年間約3,000万円の売上に相当する価値、または効果を認めてもらう必要があります。
◎転職活動は”自分を売るセールス活動”
こうして見てくると、転職活動とは約1,000万円で自分を売り込むセールス活動に他なりません。
実際に私は”転職成功者に共通の行動”がはっきりした時、それをどう説明したら良いのか、試行錯誤の連続でした。 でも、それがまさにセールス活動そのものだと気がついて体系化を試みたとき、まさに分りやすくスムーズに説明することができました。 そしてよくよく考えてみると、まさに、転職活動とは約1,000万円で自分を売り込むセールス活動だと、改めて納得した次第です。 その考えをまとめたのが下の表です。
◎転職成功のポイントは・・・
いかに自分の存在を相手に知らせ、いかに自分が採用側に必要な人材であるかをどうやって示すのか、に尽きます。そして、それをいかに具体的な行動にしていくか、が最も大切なことです。
◆担当者がどうしても会いたくなる応募書類を作ります。
履歴書と職務経歴書だけで「どうしても会いたい」と思わせるのは本当に大変です。担当者に自分の思いや意気込みを簡潔に伝え、また、別の角度から会社にとって有益な人材であると予測できる資料を添えることで、まずは一度会ってみたい、という気持ちにさせることが大切なポイントです。
◆応募先を大量に確保する方法をお伝えします。
良い人材は何とかして採用したい、と経営者は考えています。
たとえ、今、求人広告を出していなくても、経営者の思いは変わりません。
また、もし、どうしてもその自社採用が難しくても、その人が見込まれれば、他社に紹介してくれるなどの流れが生まれてきます。
そうなるにはどうしたら良いのか?
希望の求人が極端に少ないときにも応募先を沢山見つけるノウハウを提供します。
◆面接のあと、担当者がもう一度会いたくなる方法をお伝えします。
人を採用しようする会社は必ず何らかの課題を抱えており、その解決のために人材を採用します。
初めての面接でその課題を積極的に聴き出し、良いタイミングで課題解決の方法を示せば、会社は必ずその方法の詳しい説明を求めてきます。
ここでは、必要な人材であると会社が認め、初めての面接のあと、もう一度担当者と会うノウハウを提供します。
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