私は銀行の正社員として約8年、派遣社員として放送局に4年勤務後、半年留学して昨年の12月に帰国しました。 正社員から離れて年数も大分経っており、又年齢は30代半ばという事で不利な状況からのスタートでした。 景気は上向きになったとはいえ、雇用状態は女性の場合、派遣の求人数は増加ましたが、正社員の絶対求人数は以前より減少、 私はもしかして中高年の男性の方が就職しやすいのではないかと思ったほどです。
そのような中、佐々木さんの著書「驚異の幸せ転職術」を本屋で見つけ、早速佐々木さんに連絡をして1月20日に「1対1 直接指導」を申し込みました。
この直接指導を受けて本当に良かった事は、就職活動は自分を売り込む営業であり、絶対に会社は見つかるので自分を信じて応募し続ける事、 この経験を社会勉強として前向きに捕える、といった佐々木さんからのアドバイスでした。
結局履歴書、経歴書、自己PR作成、人材紹介会社登録等で2月15日から始動となりました。
人材紹介会社からの面接では、本当に嫌な事を言われたり、散々な思いもしましたが、相性の良い人材紹介会社からは活動に当ってのアドバイス、 履歴書の書き方から、「せっかく英語を使う仕事がしたいんなら、特許の分野はこれから企業が欲しい人材だよ。 そっちを少しでもかじった方がいいですよ。」とのアドバイスを頂き、別の道が開けたこともありました。 仲良くなったコンサルタントからは友達のようにお電話を頂いこともありました。
こういった様々な情報は、例えそこから紹介が来なかったとしても、全て内定への道しるべになったように思います。 コンサルタントの相性は本当に大事で「この人大丈夫かなあ。」と心配したコンサルタントの紹介企業は案の定書類選考で落とされ、 この人なら大丈夫というコンサルタントの書類は必ず通過し面接も良いところまで行きました。
人材紹介会社の書類選考はコンサルタントの力量にも影響していると思います。実際紹介会社に勤めている友人はそのように言っていました。 又、私の場合、活動初めは内定が出てもこんな所に行きたくない、と思った会社が多かったのですが、佐々木さんの、 「初めに自分にとって悪い会社を見ておけば、後で自分が本当に行きたい会社の感触が分るようになりますよ。」 とのアドバイスを頂き、良い会社のポイントが段段と分ってきました。
私は結局約80社以上応募をしたのですが面接件数は20社に及び、その中で行きたい会社は3社程でした。 面接が入らない週もあり、そういった週は佐々木さんに分析して頂き、私が求人誌や新聞の求人欄を重視して、 ネットでの応募を軽視していた事が原因と分り、修正してからは又すぐ面接が入りました。
佐々木さんのすごいところは、「この分だと次の週ぐらいには面接が必ず入りますから。」と占い師のような事を言うのですが、 それが本当にぴったりと当ってしまうのです。これは本当に不思議でした。又私は面接で丸のみ内定が出来なかったり、 面接官の意図する質問が分らなかったりして、面接後も自分で落ち込んでしまっていたのですが、これは佐々木さんの面接実践コースを受講したことで、 自分に自信がつきそれ以後は全ての会社に内定が出ました。
今回の就職活動をして思った事は、就職は本当に縁だという事です。私も始めは自分の能力不足だとか、弱点のせいにしていたのですが、 ある日同業種の別会社に面接した際に相手企業から「他にどこの会社を受けたのですか?」と質問され以前落ちた会社を述べたところ、 「ああ、あなたが落ちた理由分ります。あそことは雰囲気が合わないんですよ。 あなたが悪い訳じゃないから気にしない方がいいですよ。」と言われた事でした。 この会社からは内定を頂き辞退したのですが、“就職は全て縁であり、縁が無いところは消えていく、”と確信致しました。
実際に最後2社でどちらに行こうか迷っていた時に、初めは本命と思っていた会社が、 途中で産休に入る前任者の関係で面接が取り消しになった時には、“もう一つの会社に行け、という運命なんだ。” と思えるようになりました。
活動中不安な事もあり、心がぶれていた時もあったのですが、佐々木さんの「どーんと構えていた方が良い面が出ますよ。」 との言葉に、そのぶれる癖が普段の私の弱点だったので目からうろこでした。 何故佐々木さん、分っちゃうんだろうと。
求職活動中の皆さん、本当に心細い日々を送っている事だと思います。でも応募を止めなければ、必ず自分に合う会社はあります。 今上手くいかなかったとしたら、そこは就職するべき会社で無いという事です。もっと良い会社が待っています。
ある女優さんで、宝塚のトップスターから引退、その後半年間来るか来ないか分らない仕事を待ち続け、実際仕事も入らず、
その年で映画女優に転進するには年齢もいっているから、皆にもう遅いよ、と言われ続け、ものすごく不安だったけど、
自分の基礎となるダンスレッスンに励み、その他は詩を書いたり、映画を見たりして過ごした女優さんがいました。
いつか必ず仕事は来る、と日記に必死に書き続けながら。そして半年後に念願の映画デビューを果たし、
今は押しも押されぬトップ女優となりました。
その女優さんは黒木瞳さんです。
自分なんかと卑下せず必ず自分を必要とする会社があると信じていれば、道は開けてくると思いました。 可能性は自分で切り開くもの、それを教えて下さった佐々木さんに感謝いたします。 そして私を支えてくれた家族、友人に感謝致致します。有難うございました。