いつも、中高年の転職を拝見しております。
また、いろいろなヒントやチャンスを作るのに大変役立ちすばらしいサイトを運営されていることに感謝申し上げます。
失業期間の意欲維持に付いてですが、やはり何といっても心の支えになってくれるのは、 なんだかんだ言っても、最終的には家族の理解のような気が致します。 「家族の理解=応援」と申しますか、結局はそこに行き着きました。
もともと、前職で仕事が忙しかったせいか家族との会話も少なく、また、一家の大黒柱という意識が強かった事もあり、 会社倒産による突然の失業でも、すぐに何とかしなければという気持ちで、特に家族には相談もせず、一人で黙々と仕事探しをしていました。
でも、気ばかりが焦りなかなか思うように行きません。3ヶ月が経ち未だ光も見えず、自分一人で背負い込んでしまい精神的に参ってしまいました。
で、ある日ポツンと家内に愚痴をこぼしたんです。
でも、家内は
「焦ってもしょうがないよ、それより体壊すのが心配」
と言ってくれたんですね。
(多分こんな優しい言葉を掛けてくれたのは結婚後初めてでは・・)
そのとき、初めて家族の大事さが分かりました。
日頃、「家族のため、家族のため」と言いながら馬車馬の様に働いてきたのに、その実、家族とは何なのかって全然分かってなかったですね。
それからです、とりあえず一日一回は必ず家の事をするようにしました。
茶碗を自分から進んで洗ったり、風呂場の掃除をしたり、部屋の掃除をしたり、毎日一回は必ずそうしていると自然と家族の会話が増え、 今、こんな会社に応募しいるとか、こんな工夫をして面接までこぎつけたとか、 なんとなく話しずらかった就職活動についても、自然と話せるようになってきました。
それだけでも、自分への励みになるし、ホントの意味で家族の支えがあるなって思えてきて意欲的に頑張っています。
それと、意外な効果があるなと思ったのは、逆説的な意味で、 いつまでも茶碗なんか洗ってる場合じゃないよな、なんとかしなきゃとか思って、 焦りとはまた違う意味で、自分を奮い立たせることも出来ます。 それと、汚れたものが綺麗になっていくという快感というか、今まで 思ってもみなかったのですがストレス発散というか気分転換がはかれるのも、 なかなか捨てたものではありません。
御社のサイトでも、ノウハウの紹介の中で、「家族への折り合いをつける」というのがございますが、まさにその通りでした。
「いつも現在の状況を意図的に伝えるという事」
そのときはただ単にそのサイトに書いてあった事を読み連ねていただけでしたが、これほど大事な事だとは思いもしませんでした。
家族のいる方は、是非実行して頂きたいと思います。
失業という逆境が、家族の崩壊どころか、それをきっかけに逆に、家族の絆が強くなり、 今後の人生にとっても大きな転機となってしまうのですからもっとも、今、一番大事にして欲しいと願っています。
そして、もし就職を勝ち取る事が出来れば、これは、二重の喜びになると信じています。
長文になり、大変申しわけございません。
一人でも多くの方に伝える事が出来れば幸いに思います。